3度目のアメリカ・4日目
9月4日
時差ボケはややマシになるも、この日も4時間ちょっとの睡眠時間。
勝手に目が覚め、そのあと寝付けない。
なので、6時半だろうが、いっそのこと出掛けてしまおう。
ひたすら南へ歩く。
証券取引所、ワシントン像もフレームに納めつつ、
あの日の一週間前、ということで、ここに来た。
WTC跡。
まだ早い時間帯だった為、中には入れなかったが、
18年前はこの建物の前を歩いた記憶がある。
あの日の前日、日本はデカい台風が来ていて、
我々は前々日に京都磔磔で初ライヴ→明けて前日は大阪のAMラジオ収録で、
終わったあとに台風が来るから早く帰ろうとしたら、
沼津で追いつかれ高速・一般道共に通行止、
道端に車を止めてみんなで車中泊し、
結局帰宅したのが翌日の夜だった。
疲れを癒そうと帰宅後に行きつけの銭湯に浸かり、
帰宅してビールをプシュッとしつつテレビをつけたら、
丁度二機目が突っ込む直前だった。
あれからもう12年。
あの日に出来てしまった大きな歪みは、未だ直ってないのだろう。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
RECTOR Stから地下鉄に乗って数駅。
何の変哲もない街並みかと思いきや…
あれ、あれれ!?どこかで観たことがある建物だぞ…。
や、やっぱり!「Who ya gonna call?」
『Ghost Busters』のロケ地となった消防署だ!
映画のシーンと同時に、大吉さんのカラオケも目に浮かぶ…
いい加減、腹が減ったので、朝飯をキメに行く。
ホテルからも程近いロウアー・イーストの超老舗、
創業1888年、映画『恋人達の予感』を始め数多くの映画のロケ地に使われている、
ユダヤ系レストラン「Katz's Delicatessen」へ。
おお、この絵に描いた様な「ダイナー」感。
このロケーションだけで丼飯が喰えそう(何言ってんだ)。
著名人も多数来店。
スパイク・リーやサラ・ジェシカ・パーカーを撮ってるボクのセンス…。
名物のパストラミサンドは一人には量が多すぎるかと思い、
別のモノを注文。
朝ビール、Brooklyn LagerのKATZオリジナルエールをキメつつ、
ハンバーガーとチキンヌードルスープを。
おお、オレってヌーヨーカ!
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
腹もふくれ、朝ビールで気分も良くなり、またズンズン歩く。
一気に12丁目まで北上。
ニューヨークで本屋といえば!なブックストアへ。
「STRAND BOOK STORE」は新品、古本、どちらも扱いつつ、
雑貨や気の利いたニューヨーク土産なども取りそろえる、
文系人間御用達のブックストア。
ここで土産を購入。
店員さんも丁寧な対応で非常に親切!
で、本屋さん=トイレに行きたくなるという兆候はアメリカでも有効だったのか(笑)、
非常にトイレに行きたくなり、20分程歩いて漸くスタバを見つけ、
コーヒー買いつつトイレに駆け込む。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
どんどん移動。
地下鉄に乗って72丁目駅へ。
「ダコタ・ハウス」へ。
18年振りにジョンの墓参り(注:お墓はありません)。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
そのまま72丁目を西へ。
「Gray's Papaya」でホットドッグ。
ホットドッグ2本と100%ジュースで$5!!
ひとつはプレーンにしてソーセージの味そのものを味わい、
もうひとつはトッピング全部、お店の味を味わった。
ジュースはパパイヤをチョイス。
店のカラフルな雰囲気も含め、素晴らしい!
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
まだまだ地下鉄&徒歩で移動。
タイムズ・スクエア、5番街を闊歩しつつ、
ロックフェラーセンターに併設されている、
NBCスタジオのお土産屋さんで「SATURDAY NIGHT LIVE」Tシャツを購入。
その後はMoMAへ。
ここは写真撮影自由。有り難い。
ちょうど特別展が「AMERICAN MODERN」、
大好きなエドワード・ホッパーの特別展示があった。
一緒に展示されていたアンドリュー・ワイエス「クリスティーナの世界」にも心奪われる。
ゴッホ、ピカソからパックマンまで。
ジャスパー・ジョーンズ「旗」は東京都現代美術館で15年前に観て以来。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
昼飯がホット・ドックだけだったので、ちょいと小腹が減った。
矢張り花より団子なのか…。
地下鉄で4th Aveと東8丁目の駅、Astorで降り、徒歩数分。
あれー、この名前は馴染みがあるぞ〜。
そう、環七x駒沢通り・野沢龍雲寺の名店「せたが屋」NYC支店なのである。
頼んだのは「Gyo-lou」、そう魚郎ラーメン。
二郎インスパイアがニューヨークで食べられるとは思わなんだ。
ディテールは若干違うけど確かに魚郎でした!
日本人女性の店員さんが日本語での注文などを全て英語で返答するところに、
何だか気概を感じましたね。
あ、ラーメン屋だからといって、勿論チップも必要なのでご注意を。
夕方4時半、ホテルに一旦帰還。
(写真はホテル近く、BOWERYxE.HOUSTON St交差点)
時差ボケが出たのか少々眠くなり、遅い昼寝。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
午後6時半、起床。
地下鉄に乗ってアップタウンへ。
念願のHARLEM。
念願の「APOLLO THEATER」。
黒人文化の象徴的存在。
史上初のライヴ盤は、ここアポロシアターでのJames Brownのライヴだった。
- アーティスト: James Brown
- 出版社/メーカー: Polydor / Umgd
- 発売日: 2004/03/23
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (3件) を見る
毎週水曜はレギュラーイヴェント、アマチュアナイト。
先ずは来ているお客さんを司会者が無作為に4名ステージに上げ、
自由に踊ってもらって拍手と歓声でチャンピオンを決め、
(優勝した人はTシャツゲット)
次に子供の部(〜15歳くらいまで)4組が競い、
メインは大人が前半4組、後半4組で色々な芸で競う。
ギター弾き語り、コメディを混ぜた歌、Hip-Hop、
ピアノ弾き語り、勿論、歌。
若い人からそこら辺にいそうなおっさんまで(失礼、オーディションで勝ち抜けてるんですよね)、
地元の方からこの日はワシントンDCから3組出場。
上位3組が次の大会に勝ち進める、という仕組み。
決定方法は、歓声と拍手の大きさ(写真4枚目をご覧下さい)。
出演者のレベルもさることながら、
バックバンドの演奏のレベルの高さ、
司会の男性のつかみと話術(半分くらいしか解らなかったけど)、
そしてボクの両隣に座っていた着飾った黒人のおばちゃん達を始め、
お客さん達のノリの良さ&ブーイングの徹底っぷりに、
心底打ち震えた。
このハコのノリは、今まで経験したことのなかったものだった。
バーテンのお姉ちゃん、そして両隣に座っていた黒人のおばちゃん達に髪の毛を褒められ、
一応HARLEMという土地柄、人混みがあるうちに早めに地下鉄の駅まで移動し、
ホテルの方に向かう。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
22時半、チャイナタウンまで移動し、
狙っていたラーメン屋(NYCなのに)に到着したものの…
まさかのスープ切れで店じまい…
新代田の名店「BASSANOVA」がNYCに店を出したのは最近。
笹塚に住んでいたときは結構通ったクチなので、
NYCでも!と勇んで訪れたものの、遅かりし由良之助。
謝られた店主に「blogで宣伝しておきます!」と言ったので、
ここに間違いなく伝えます。