3度目のアメリカ・5日目


9月5日


時差ぼけ未だ治らず、三時間半睡眠の午前5時半過ぎ起床。
眠れないときは、走るに限る。

自由の女神に会いに行った。
マンハッタン島最南端、バッテリーパークからの眺め。
アメリカ横断ウルトラクイズ決勝で訪れるまでは行かない、
と心の中で決めていたのだが、もう最後の大会から15年が達つ。
と、ボクのiPhoneシャッフルは、奇跡的な選曲を。

お、オープニングのテーマ曲や!!!!
(注:この第9回の決勝はパリです)

ペースも上がった7kmラン。

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朝飯はホテル近所のリトル・イタリーにある老舗へ。




創業100年以上の老舗「Parisi Bakery」にて、
ハムサンドウィッチ。

バケット1/2のボリュームで$8!
一人には多すぎるが、美味くて全部食べてしまった!
飾られていたベーブ・ルースの写真が歴史を物語っています。

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この日は翌日の移動に備え、ホテルを移動する予定。
お昼過ぎまでマンハッタンをウロチョロ。








SEX & THE CITY」のスタイリスト、Patricia Fieldのお店


買い物なども済ませる。


特に気に入ったのが、
「American Apparel」のアウトレット

いまいちシステムが解らないまま購入したが、
レジに持っていって会計したら何故か50%以上安くなってる商品も!
SOHOのど真ん中にあるので、是非。

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チェックアウト前に、ホテル近くの店で腹ごしらえ。




所謂グルメ・スーパーマーケットと呼ばれる比較的高級志向の食料品店、
「WHOLEFOODS」に併設されているフードコートの一角、
「YUJI RAMEN」へ。



感動。全俺が泣いた。
前職は魚の卸だったという店主。
「WHOLEFOODS」で全ての食材を揃え、
「ラーメン屋」という視点からラーメンを作るのではなく、
「良い食材が揃っているからラーメンを作る」という、
物凄く柔軟な発想から出来た「自由の国」的な一杯。
魚出汁に中太ストレート麺。
そしてチャーシューではなくマグロのコンフィ。
丼ではなく紙カップなのはご愛嬌。
近く、路面店を出店するとのこと。
BRUTUS』NY特集号にも掲載されてます。
2013年のベスト、ここで決まりか。

BRUTUS (ブルータス) 2013年 9/15号 [雑誌]

BRUTUS (ブルータス) 2013年 9/15号 [雑誌]

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午後1時、チェックアウト。


地下鉄で未知の街、QUEENSへ。
駅すぐ近くのバスターミナルでバスに乗り換え。
バスからの街並みが、もう完全に下町。
QUEENSは人種のるつぼ、多種多様な言語の看板、店舗が軒を連ねる。



明日の移動に備え、
ラガーディア空港近くの「Airway Inn at LaGuardia」で1人1泊¥15000。
ちと痛いが(2人でも同価格なので相応だが)、
今日までのホテルと打って変わってアホみたいな広さ!
今日まで泊まってた「THE BOWERY HOUSE」10部屋分かww
所謂アメリカの典型的なMOTELですね。


ちょっと休んで、バスで再びHARLEMへ。

二両編成のバスの中、ほぼ黒人。
あとはヒスパニック系と、白人は観光客と空港関係者のみ。
黄色人種はボクのみ。
「マイノリティー」という言葉を肌で感じる。

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125丁目で乗り換え、再びYANKEE STADIUMへ。



今日はイッチが先発!



今日は早めにスタジアム入り。
それはここ、「MONUMENT PARK」に来たかったからだ。


"Mr.October" REGGIE JACKSON

"Joltin' Joe" Joe Dimaggio

"Captain" Thurman Munson

"The Mick" Mickey Mantle

ベーブ・ルースを抜いた男、Roger Maris

"Billy The Kid" Billy Martin

現在Dogers監督、Don Mattingly

"Iron Horse" Lou Gehrig

そして、Babe Ruth

球団が誇る伝説的選手を讃えるモニュメントたち。
それをファンに誠意を持って伝える球団。
当たり前のことの様で、実は日本の球場には皆無。
懐の深さ、と言っちゃあいけない。
これがマストなのだから。


試合が始まる。
今日も座席はSection 203。
ボクはこの席、Yankee Stadiumのライトスタンド、
このSection203で観たかった。
それは、これ。
9/5、vs REDSOXの「ROLL CALL」。


90年代からYANKEE STADIUMのBleachersで続く、
MLB30球団唯一、
1回表だけに集約したスタメン全員とのコール&レスポンス。
MLBは唯一OAKLAND ATHLETICSを除いて、鳴り物での応援はない。
しかも、のべつまくなしの応援なんかもってのほか。
チャンスの時に自然発生的に、
或いは球場のBGMで流れる手拍子の音や音楽にお客がノることのみ。
だが、この「ROLL CALL」は、スタンドのファンと選手を見事に繋いでいる。
これを生で体感したかったのだ。
http://www.bleachercreatures.tv/


試合はBOSTONがリードする展開。




すると7回裏、イチローの四球をきっかけにチャンスが拡がる。


ガードナー、カノのタイムリーで先発を引きずり下ろし、田澤登場。


それでも反撃は止められず、ソリアーノ、グランダーソン、オーバーベイのタイムリーで一挙6点取って逆転!

田澤がヤンキースフルボッコにされたところを見届けて(心中複雑)、
YANKEE STADIUMをあとにし、BROOKLYNへ。
(その後リベラが打たれBOSTONが再逆転し、上原快投だったらしい…Orz)

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試合途中でBROOKLYNに来たのは、勿論理由がある。


盟友、THE NEW MASTERSOUNDSのライヴを観に、「BROOKLYN BOWL」に来た。
最後の数曲に何とか間に合い、
メンバーのみんな、特にマイメン、ドラムのSIMONと再会。
BROOKLYN LAGERを呑んでCDと7インチを渡し、
友人を沢山紹介してもらう。


三々五々となり、帰ろうかと思ったら、
フロアのDJは、
……な、何とTHE ROOTSの?UESTLOVE!!
7インチをマネージャーに渡して深夜1時、帰宅の途へ。
ニューヨーク5日間、最後までしっかり楽しませて頂いた。