5度目の香港・5日目


2月6日


昨晩は早めに就寝した為、6時に起床。
全身筋肉痛は全く癒えていないが、腹も勿論減っている。
何とかヨチヨチ歩きでトラムに乗り、

炮台山(Fortress Hill)「新興發粥店」へ。



ピータン粥。
咀嚼必要なし。ほぼスープ。
疲弊しきった身体にしみる。
医食同源という言葉の意味を改めて感じる。



腸分。米の粉で出来たプレーンのクレープ。
醤油だれで食べる。つるつる行ける。



焼きそば。
炭水化物のオンパレードだが、
消費しきったエネルギーを摂取したかった為、
そして隣の席のおっさんがあまりに美味しそうに食べてた為、
つい頼んでしまった。


さくっと食べてホテルに戻り、華麗に二度寝
お昼に起き、風呂を浴び、ヨチヨチ歩きで街へ繰り出す。


今日の昼はここに決めていた。

上環「永合成茶餐廳餅店」
香港の冬の名物「煲仔飯」の名店。
ここは一年中、煲仔飯を食べることが出来る。



オフィス街の近くにあるので、
皆さんお昼ご飯を食べに来ている中、一人昼ビールを決める。



牛月見そぼろ煲仔飯。生卵は香港では珍しい。
よく混ぜるとこれまた風味が増し、良い塩梅に。
そして卵をまとったご飯がつやつやでもう魔物。
途中で中国醤油をちょっと垂らすと、また違った美味さが。



ハム卵サンドイッチも。
卵はスクランブルエッグ、ハムもちょっと焼いてあり、日本とはちょっと違う。
これもまた美味い。
想像通り、いや想像よりちょっと上な、「親しい味」な店だった。

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本日は晩飯の時間までは買い物。
先ずは「普通の」雑貨屋をめぐり、
香港の食堂などで使われている「おいしい」マークのメラミン食器を探し、購入。


「おいしい」という文字が、やや自信なさげなのが味わい深いです。
香港ではひらがなが「かわいい」文字として重宝されてます。
とくに「の」が。
例えば、香港の有名お菓子屋チェーン「優の良品」など。
丸みを帯びた文字って、漢字には見当たらないからだそう。


街歩きをしていると、ラーメン凪が出店している中環「麺屋豚王」を発見。
渋谷、新宿にある「凪」の香港支店です。

賑わってるな〜、と思ったら…



14時半で30人以上の行列。
香港は13時が日本の12時=お昼時なので、
日本でいう13時半くらいの時間帯だと思うが、この人気は凄い。
聞けば香港は第二次日式ラーメンブーム。
第一次は1996年。
熊本のチェーン店「味千拉麺」が香港に出店し、お店も日本のラーメンも大人気になった。
だが昨年、こんな事件も発覚し、
いわゆる「本物の日本のラーメンを食べたい」という香港での気運の高まりに、
ジャストのタイミングで2010年秋に出店したのが、「麺屋豚王」。
これがきっかけで、「一風堂」「秀」など有名店も開店し、
第二次日式ラーメンブームが来ているらしい。

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ストレッチだと自分に言い聞かせながら、
全身筋肉痛で坂道や階段をヒーヒー言いながら上り下り。


香港の隠れたお洒落タウン、日・月・星と名の付く界隈@灣仔にも来てみた。


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その後、楽しみの一つだった、「adidas originals」銅鑼灣店に行くも、
これといった商品が無く、何も買わずに泣く泣く店を後にし、
近所のスーパーマーケットで大量のお土産用食料品を買い込む。

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せいこう先生、キャプスト永友くん、
そしてこの日に香港入りした日華と晩餐。
銅鑼灣の名店「西苑酒家」へ。




大哥叉焼(兄貴のチャーシュー)。
兄貴=ジャッキー・チェン
ジャッキーお気に入りのチャーシュー、という意味。
非の打ち所がない。



リンゴとナシと豚肉のスープ。
日本では考えられない食材の組み合わせだが、もうこれが美味いのなんの。
給仕のお兄さんがスープを個別にサーブしてくれた。



茄子と挽肉の鍋焼。
このあたりから言葉数が少なくなる。美味すぎて。



カリカリ豆腐。甘煮。
豆腐をカリッと調理する発想がもう素晴らしい。



レタスの味噌炒め。



炒飯。せいこう先生が我慢出来ずに手を付けてしまった後です。




香港で若者の間で流行の飲み方、大量の氷にレモンを入れて呑む方法をトライ。
これがヤバ過ぎた。
まるでレモンティー



ホタテ貝柱の五目炒め。
ボク自身が「入れ喰い」状態。



この香る港には色んな人、パワーが集まるのだ、とみんなで話す。
香港で気心知れた仲間と大人数で晩飯を食べる、という小さな夢が叶った。