繰り上げスタート


10月7日


午前10時、仙台〜苫小牧間を結ぶフェリー会社から電話が入る。
「8日のフェリーは台風の影響により欠航することになりました。」と。
こりゃ相当な台風なんだ、と面食らいつつ、早めに欠航の決定をしてくれたことに感謝し、
北海道上陸へ次なる方法を探る。


本州と北海道を結ぶフェリーは東京から出発するとなると、
遠回りをしない行程は次の5通り。
函館と青森or大間を結ぶ青函連絡船、八戸〜苫小牧、秋田〜苫小牧、新潟〜小樽、
そして茨城県の大洗から苫小牧を結ぶフェリーの5通り。
到着時間などを考えると、一番楽なのは大洗〜苫小牧。
19時間だが、1:45〜19:45と、要はホテルで一泊するようなもんだ。
問い合わせると、8日の1:45大洗発の便は平常通り運行予定、
しかも、
「間違いなく苫小牧に行きます!!」
との力強い声が受話器の向こうから聞こえる。
空席もまだ十分あったので、予定を変更し北海道行きを繰り上げることにした。


出航準備の関係で、7日の22時半にフェリーに乗船。
とりあえず寝付くまでは晩酌だ。

近所のスーパーで買った総菜、ペヤングなどをアテに、メンバー一同で酒盛り。
出航時刻くらいまで呑んで、お開き。
やっぱり台風が来てるから揺れるね〜、などと話しながら就寝。