大衆酒場大学・10月の授業:2コマ目


10月15日


仙台へ移動。
そして、恐らくバンド始まって以来の「仙台空き日」。
溜った洗濯物を片付けに近所の銭湯へ赴き、折角だから湯につかり、
身体を清めてから(笑)授業に出掛ける。
待合せもあるから、「軽めに、軽めに」と自分に言聞かせながら(笑)。


向かったのは、大正時代から地元の人に愛されている「文化横丁」


先ずは「東北屈指の名居酒屋」と謳われる創業60年の名店、「源氏」へ。

コの字のカウンター、長年の客の尻ですり減った腰掛け、立ち振る舞いの可憐な割烹着の女将。
「居心地の良さ」の最上級。


で、この店は一杯頼む毎に必ずお通しが付く。
悪酔い出来ない仕組みになっている(笑)。

一杯目は「新政」を燗で。



二杯目は「褒紋新政」を、女将お勧めの常温で。


流れていく時間の奥ゆかしさを味わいながら、チビリチビリと呑む。
頼みすぎると胃袋と財布に良くないので(笑)、ここで泣く泣く席を立つ。
店を出る際、女将につい「有難う御座いました」と言ってしまった(笑)。

                      • -


二軒目は「きむら」

打って変わって、完全にオッサン向けの大衆焼きとり屋。
あ、「焼き鳥」ではありません。
「焼きとり」です。
豚だろうが牛だろうが、串焼きのことを総称して「焼きとり」というのがマナー。

豚ミソ焼き¥90

シロとレバ¥80
レバは何と長い一本肉。珍しい。



ハツと砂肝¥80
あと白菜漬が化学調味料具合が丁度良く(笑)、物凄く美味かったのでお替わりしてしまいました(笑)。


                      • -


で一旦宿に戻り休憩した後、今度は国分町へ。


報知新聞の楽天イーグルス番記者、加藤弘士氏と呑みに行く。
(彼が執筆しているコラムもありますので、是非一読を)


彼とはもう6〜7年の付き合いだ。
『Splash! vol.08』号にて掲載された、
加藤氏の対談コーナー「夜のヤルタ会談」にて行なわれた、
アメリカ横断ウルトラクイズを考える」が、
何と雑誌「編集会議」の「2003年ベストコラム」に選出された仲である(笑)。
対談なのにも関わらず、「コラム」として(笑)。



王貞治氏もお気に入りの寿司屋「一丁鮨」の絶品ネタ、
そしてクライマックスシリーズ「開戦前夜」の雰囲気をアテに、呑む。
全ての野球小僧が垂涎の逸話を色々伺う。


東京でのライヴに招待する約束を交わし、お開き。


著者近影