大衆酒場大学の授業・2月編、その2


2月6日


オフである。
今回は、名古屋で一日過ごすことに。
最近は名古屋くらいなら宿泊せずに、通称「夜走り」で東京に帰ってしまいがちなので、
名古屋泊は非常に貴重だ。
目一杯、楽しむことにする。


昼は栄「ら・けいこ」へ。

東海地区初の、二郎系。
(店内は写真撮影禁止の為、店の外観のみ)
極太麺に「二郎」特有の「舌を刺す」感じのキレッキレの醤油ではなく、
(ちなみに、「二郎」は専用の醤油「カネシ醤油」を使用しています)
大豆の旨味が出た丸く甘みのある感じのスープ。
名古屋マナーの「赤出汁」感を踏襲している、のかもしれない。
美味しかった。

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夕方4時、呑みに出掛ける。
創業100年余り、「居酒屋」というジャンルに於ける日本屈指の老舗である「大甚本店」へ。

店内、おっさんばかりでもう半分程埋まっていた(笑)。


小皿に盛られた総菜、その日の肴がずらっと並べてあり、
てめえで好きなものを取って食べる。
シャネルの眼鏡をかけた三代目が、学食を参考にしたという。


しめ鯖、中落ち、里芋の煮っころがし。
年季の入った燗付け器から出て来た賀茂鶴のぬるめの燗で、クイッと頂く。


周りのオッサン連中が食べてるもの全てが美味しそうに見え、
他のものも物色する。



おひたし、レバ、煮こごり。


小口の鍋も頼み、ビールに切り替え、一通りやっつける。

こりゃけっこう喰い散らかしましたな(笑)。


で、結構な時間が経ったのではと思い、これまた年季の入った時計を見ると、

まだ5時かよ!!


とその時、一人で呑みに来ていた、小綺麗な赤いシャツを来た50前後のおじさんが、
「若いのに良い店に来ましたね〜」とお近づきに一杯ご馳走してくれた。
そのおじさんも、瀬戸市から電車に乗って、今日が初めての来店だと言う。
ビール、ぬる燗、チャンポンしながら色々とお話。
大衆酒場の醍醐味である。
6時半、かなり酔いが回って来たところで、お暇する。

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ジョーと別れ、ひとり今池へ。
この街は、インディーズ時代に宿泊し、
また幾多のバンドが駆け出しの頃に利用していたであろう、
ライヴハウスHUCK FINN」一泊¥1500の宿、長楽がある。
何だか懐かしくなって、写真を撮る。


でその目と鼻の先にある、「呑助飯店」へ。

通称「重油ラーメン」を頼む。

分厚い油の膜で熱さが封じ込まれ、湯気がでない。
そして、非常に香ばしい醤油のスープ(但し非常に熱い(笑))。
ここでしか味わえない一杯。

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で、その後、昨夜お世話になったジェイルハウスの我々の担当である、
die-suke氏が今日はダイヤモンドホールで現場にいる、ということで、
FALL OUT BOYを観に行った。
なんだよ名古屋、こんなにキッズ達がいるんじゃねぇか!!とばかりに、パンパンに入っていた。


名古屋にまだまだ来なきゃいけねぇなぁ、と思いながら、
若干記憶も曖昧ながら(笑)、無事にホテルに帰還。