荒ぶる


1月10日


国立競技場へ。
人生初の、ラグビー観戦。
下北沢のとある呑み屋のマスターが帝京大学出身で、
「モビーさん、折角だから観に行きましょうよ」とのことで、
母校を応援しに行く。


ラグビーは、実は小学校1年生の時から観ていた。
ちょうど松尾雄治率いる新日鉄釜石が日本選手権7連覇をしていた頃で、
両親の実家が釜石だったクラスメイトの影響が大きい。
それ以来、熱中するほどでもないが、
母校早稲田の試合を中心に、割と観ていた方だった。
ルールも、ある程度は分かる。
だが、生は初めて。


帝京のラグビーは、滅茶苦茶強かった1990年前後の明治のラグビー「前へ」そのものだった。
まるで早明戦を観ているかのようだった。
そして我が早稲田は、対抗戦の時とは見違えるような、いわゆる早稲田のラグビーであった。


初めてのラグビー観戦で、
大学選手権で優勝した時にしか歌わない、「荒ぶる」を生で聴けたのは、感慨深い。