「説明出来ない」
11月17日
The Whoを観に、日本武道館へ。
明らかにアフロヘアーとは不釣り合いな、モッズパーカーを着て出掛ける。
我々が広島でいつもお世話になっているクラブ、スリムチャンススタジオのマスターと、
そのモッド仲間と三人で「ブダカン」に向かう前に、
腹ごしらえの為に神保町に向かう。
神保町はもともと「カレーの街」として有名だが、
ここ1、2年でラーメン屋がボコボコ出来、ちょっとしたラーメン戦争を繰り広げている様相を呈している。
その中でも、2008年の東京に出来た新規店の中でも話題をかっさらっている店、「覆麺」で、
ツルッと頂く。
ラーメン好きの間では、「間違いなく『がんこ』系だよな」と言われているのだが、
日本語が殆ど話せない(と店に張り紙がしてある)店主が発する言葉は「アンガーラ」のみ。
で、さていっちょ行きますか!!、と武道館へ向かう道すがら、
ナガイケジョーとばったり会う。
その一部始終はこちらに詳しいです。
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The Who@ブダカン
キースとジョンがいないことは勿論承知の上だが、
本当に生きているうちに、The Whoのライヴを観ることが出来たことに感謝する。
やはり1曲目の「I Can't Explain」のイントロのEのコードをピートが鳴らした瞬間に、
本当に「説明出来ない」ほどに思いがこみ上げて来た。
ロジャーはやっぱりマイクをブンブン振り回してたし、
ピートの生ウインドミルは、やっぱり超カッコいい。
「Baba O'Riley」のイントロが始まった瞬間のクライマックス感は、
「ライヴを観る側」として得るエクスタシーを、ボクに久し振りにもたらしてくれた。
ライヴとは、
そこに本物がいて、その本物が本物の音を鳴らすことが、何よりも大切である、ということを、
全身に浴びてブダカンを後にした。
勿論、サポートの凄腕ベーシスト、ピノ・パラディーノも良かったし、
何よりボクの「師匠」のセガレ、ザック・スターキーが、
キース・ムーンさながらのボーダーシャツを着て、
忠実にキースっぽいドラミングをしていたのが、素晴らしかった。
ブダカンでは、
スカパラの加藤さん、ビークルのマシータ(敬称略(笑))、
先週一緒だったmonobrightの面々、
トライセラの和田くん、ネモト・ド・ショボーレ氏、
コレクターズの阿部さん、PRIVATESのショーネンさん、
その他沢山のミュージシャンや、大学時代に顔を出していたモッズサークルの同級生や先輩後輩たちと会った。
やっぱり、それくらいエポックメイキングな訳だったのですよ。
まさかThe Whoが武道館でライヴを演るなんて、本当に夢にも思わなかったもん。
大学の後輩に、「アフロにモッズパーカーは間違ってますから!!」と突っ込まれたのが、妙に心地良かった(笑)。