「王貞治選手は偉い」という作文を、小学校2年生の時に書いた。


10月7日


王貞治監督、本日を以て現場から勇退


王選手(と言った方がしっくり来るのは、なぜだろうか)は、ボクの幼少からのスーパーヒーローだった。


ボクは、箸や鉛筆、そしてドラムなど基本的に右利きなのだが、
野球だけ何故か左投左打である。
父がいうところに、
「オマエは王貞治のマネをしていたからそうなったんだ」と言われたことがある。
けれども、自分の記憶に鮮明に残っているのは、5歳の4月だから、1981年。
王選手の現役時代は、4歳だったボクには記憶にない。
だが、ボクは家にあった大島やすいち作『王貞治物語』を貪る様に読んでいた為、
いつのまにか打つのも投げるのも左打ちになっていたらしい。
王選手の影響で、早実も受験した(落ちたけど(笑))。



高校時代、野球部にいたボクは、
監督から指導されたのは、たった二つ。
高一の秋に、「オマエ、王貞治みたいに一本足で打て」と言われたことと、
高ニの春に、「オマエ、そろそろ二本足で打て」と言われたこと。
王選手の過去の映像を色々手に入れて、必死になって素振りをした。


まあ、つまり、
ボクにとって、とても重要な人だってこと。


王選手、本当にお疲れ様でした。


[追記]思い出した。
王さんはプロ入りから今シーズンまで、50年。
王さんの実家の中華料理屋の屋号は「五十番」。