大衆酒場大学の授業・1月編:1コマ目

1月14日


2011年の初授業。
東京メトロ東西線沿線を攻める。
学生の頃、西船橋〜早稲田を散々往復していたのに、
木場〜門前仲町に魅力的な酒場が沢山あることなんて、全然知らなかった。
今からすれば勿体ないことをしたもんだ、とも思うが、
矢張り何でも年相応が一番なのかもしれない。

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一軒目は昭和7年創業、木場「河本」。


東京の歴史を物語っている、この風格。


三冷ホッピーと煮込、湯豆腐半丁。




あっさり甘めな煮込み、
何でもないがなぜか美味い湯豆腐、
そして女将の真寿美さんの無駄のない店の捌きっぷりも味わい深い。

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二軒目は大正13年創業、門前仲町「大坂屋」。
煮込み一本勝負で80年。


焼酎梅割とオールドタイプな串煮込み。


5本も食べられるかな〜、と思うが、ペロリと平らげてしまう。
80年もの歴史が、そうさせる。

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三軒目は門前仲町「だるま」


ザッツ、街の大衆酒場。


店を切り盛りする美人姉妹(元レースクイーンらしいです)が、
「酎ハイいっぱーつ!」と大きな声でオーダーを通すその働きっぷりを見て、
心の中の「鼻の下」をちょっと伸ばしながら、肉豆腐をつっついた。