小学6年の時の自分に、ちょっと自慢してやった


9月30日


下北沢CLUB Queに、ドラムを叩きにお呼ばれする。

SHEENA & THE ROKKETSTHE KINKSの「You Really Got Me」を1曲叩く…、筈だったのだが、
リハの時に鮎川さんが予定してないJames Brownの「I Got You (I Feel Good)」を徐に演奏し始め、
ボクもついて行ったところ、本番でも急遽演奏することになった。
そうなのだ、ロックンロールは自由なのだ(笑)。

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久し振りにお会いする大先輩のTHE PRIVATESの延原さん&ショーネンさんと談笑し、
この日のシークレット・ゲストだった甲本ヒロト氏とも初めてご挨拶させて頂く。
待ち時間に楽屋でヒロトさん、ショーネンさんと音楽談義が始まり、
そのままヒロトさんのブルースハープ、ショーネンさんのギター、
そしてボクのドラムスティックを床に叩く音で(笑)、セッションが始まる。
そこに居合わせたCLUB Queのスタッフが目を丸くしながら聴き入っていた(笑)。


打上げでも音楽談義は続き、
結局ヒロトさん、それから遊びに来ていたギターウルフのUGくんと二軒目へ。
そこでもまだまだ音楽談義は続き、ヒロトさんの大好きなNBAの話もする。
1990年前後のNBAはやっぱ凄過ぎましたよね〜、とかね。


ヒロトさんの黒人音楽、特にブルースへの造詣の深さは、もう半端なかった。
全然知らないシンガーやレーベルの話、
そしてライヴ映像やブルースマンの都市伝説の話などを、
あたかもそこに居合わせ、見聞きしていた少年の様な語り口で話してくれた。

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THE BLUE HEARTSとの出会いは、小学6年。
「人にやさしく」という曲がレナウンのCMソングでテレビから流れて来たときだった。
埼玉のFM NACK 5でオンエアされていた「ブルーハーツのしおり」もしょっちゅう聴いていた。


酔っぱらいながら帰宅して床について眠る直前、小学6年の時の自分に、ちょっと自慢してみた。
「オレ、ヒロトと呑んだんだぜ」と。